winnipeg bridge

ウィニペグの暮らしやすさについて

日本からカナダ、マニトバ州ウィニペグに引っ越して8ヶ月が経ちました。

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渡加前は、ウィニペグといえば「蚊が多い」「極寒」「犯罪率が高い」「田舎」と聞きどんなハードモードな所なのだろうと思っていたのですが、来てみたら妙に居心地が良くまったり暮らしています。

ウィニペグの暮らしやすさについて個人的に考察してみました。

(ちなみに、私のバックグラウンドについて書くと、高校卒業まで地方で育ち、大学入学と共に上京、その後8年は東京、埼玉、神奈川を転々としていました。故に田舎暮らし、都会暮らしの両方を体験しています)

1.生活費が安い

もうこれに尽きます。
正直、カナダに来る前は先進国ということもあり、それ相応の出費は覚悟していたのですが思っていた以上に生活費がかからず驚いています。

以前に会社を辞めたくてたまらなかった時は、東南アジア外こもりの人のブログを読んで現実逃避したものですが、ビザの問題さえ解決すればカナダで外こもりも十分可能ということを感じている昨今です。

以下が私の最近の生活費です。

家賃:330ドル(光熱費、ネット込み)*シャアハウスの1室を2人でシェア
食費:100ドル
バス代:60ドル
その他:80ドル(服とか外食とかプレゼント代とか)
—————————————————————————–
合計:570ドル

冗談みたいな金額ですが、ポイントは
・家賃に光熱費、ネット代金が含まれていること、
健康保険がマニトバ州のおかげで無料で加入できること
・携帯はプリペイドを使用しているため定額で利用料金がかからないこと、
・古着屋が沢山あるため、服は5ドル程度で購入可能、
・食料品などはそこまで安くないが量が多いため購入頻度が少ないこと、
・外食も20ドル程度でお腹はち切れんばかりになる
などがあります。

私はシェアハウス住まいですが、アパートを借りるとすると家賃は
ワンルームだと500〜600ドル
1LDKだと600〜800ドル
2LDKだと900ドル〜
が相場のような気がしました。
(相場については情報サイトKijijiで確認可能です)

バンクーバーなどの大都市に比べて生活費が安く済むにもかかわらず、最低賃金はマニトバ州11ドル、BC州10.45ドルとマニトバ州のほうが地味に高いのも面白いところです。

2.田舎すぎず、都会すぎず

ウィニペグが都会かと言われると都会ではないのですが、田舎かと言われると田舎か・・・?と首を傾げたくなる微妙な都市規模です。

ウィニペグ市が出しているデータによると、2014年度の人口は709,300人となっています。日本でいう岡山市の都市規模です。

美術館、博物館、図書館、動物園、デパート、映画館、コンサート会場など都市に必要なものは全部揃っていて、ただ絶対数が少ないといった感じです。

夏には毎週狂ったようにどこかしらでイベントが行われており、これが極寒の地に住む人々の夏を楽しむ本気・・・と思ったものでした。

個人的には町の景観が綺麗で、緑が多く、パーソナルスペースが広いところが気に入っています。

3.移民に寛容

以前にブラジル留学していた時には、道を歩くだけで、冷やかされたものですが、ウィニペグでは移民が多いためか一切そういうことがないです。

また移民の仕事探しをサポートしてくれる、イミグラントセンターマニトバスタートなどがあり非常に心強いです。
イミグラントセンターなどはカウンセラーの人がついてくれて、履歴書の作成や求人情報の連携などを行ってくれました。また、無料の英語クラスを受講することもできます。

日々激しい刺激はないですが、自分のペースで暮らしたい人には向いている町ではないかと思います。